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M&Aトピックス
- 2019/07/04
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ティアフォー、シリーズA累計113億円の資金調達 自動運転を商用化へ
株式会社ティアフォー(本社: 愛知県名古屋市、代表取締役社長: 武田一哉、以下「ティアフォー」)は、損害保険ジャパン日本興亜株式会社、ヤマハ発動機株式会社、KDDI株式会社、株式会社ジャフコの運営する投資事業有限責任組合、アイサンテクノロジー株式会社を引受先として第三者割当による資金調達を実施した。これにより、ティアフォーのシリーズAラウンドの累計資金調達額は113億円となる。
ティアフォーは、今回の資金調達により、優秀な人材の獲得と財務基盤の強化を進め、自動運転システムの本格的な商用化を目指すと言う。1.第三者割当増資引受先
・損害保険ジャパン日本興亜株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:西澤 敬二)
・ヤマハ発動機株式会社(本社:静岡県磐田市、代表取締役社長:日髙 祥博)
・KDDI株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:髙橋 誠)
・株式会社ジャフコ(本社:東京都港区、取締役社長:豊貴 伸一)が運営するジャフコSV5共有投資事業有限責任組合およびジャフコSV5スター投資事業有限責任組合
・アイサンテクノロジー株式会社(本社:愛知県名古屋市、代表取締役社長 加藤 淳)2.重点注力分野
ティアフォーは、労働力不足や交通弱者増加といった喫緊の社会課題と向き合い、その課題解決に資する自動運転システムの商用化に着手。具体的には、(1)施設内移動・物流、(2)過疎地域交通、(3)市街地・高速道路における長距離貨客輸送、の3つの分野に注力していく。
また、リスクマネジメントや次世代移動通信システム「5G」といった自動運転サービスの実用化に不可欠な課題についても事業パートナー各社と共に積極的に取り組んでいく。3.海外事業展開
ティアフォーはこれまで、米国運輸省(U.S. Department of Transportation)に属する連邦道路庁(Federal Highway Administration)が提唱する自動運転ソフトウェア「CARMA」(注1)をはじめ世界各地で自動運転システム開発をサポートしてきた。ティアフォーが開発を主導するオープンソースの自動運転OS「Autoware」(注2)は既に国内外200社以上で導入された実績がある。今後も海外において政府機関から民間企業、大学まで幅広い協業を進め、自動運転システムのグローバルプラットフォーマーとして更なる事業拡大を推進すると言う。