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M&Aトピックス
- 2024/01/05
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アオキスーパー<9977>、MBOで株式を非公開化
アオキスーパーは5日、MBO(経営陣による買収)で株式を非公開化すると発表した。青木俊道社長が代表を務める創業家一族の資産管理会社「青木商店」(名古屋市)がTOB(株式公開買い付け)を行う。買付代金は最大約107億円。スーパーマーケットをめぐっては国内市場が縮小に向かう一方、同業間やドラッグストアなど異業種との競争激化、物流費や人件費の上昇などで経営環境が厳しさを増しており、中長期的な視点で事業改革に取り組む。
アオキスーパー株の買付価格は1株につき3800円で、TOB公表前日の終値2622円に44.93%のプレミアムを加えた。買付予定数は281万5986株。下限は所有割合13.35%にあたる80万5500株。創業家一族の関係者が保有する株式50.47%についてはTOBに応募しない。
アオキスーパーはTOBに賛同し、株主に応募を推奨することを決めた。TOBが成立すれば、東証スタンダード市場への上場が廃止となる見通し。
買付期間は1月9日~2月20日の30営業日。決済の開始日は2月28日。公開買付代理人は三菱UFJモルガン・スタンレー証券(復代理人はauカブコム証券)。
アオキスーパーの前身は1941年に創業者の青木章氏が名古屋市郊外に開業した青果小売店「青木商店」。1974年に食品スーパーに参入するため、アオキスーパーを設立した。現在、愛知県内に51店舗を展開する。1994年に株式を店頭登録し、2004年にジャスダック市場に上場(2022年4月に東証スタンダード上場に移行)。