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M&Aトピックス
- 2024/01/16
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エムスリー、ベネワンへのTOB期間を2月15日まで再延長
エムスリーは16日、福利厚生代行サービスのベネフィット・ワンに対して実施中のTOB(株式公開買い付け)について、買付期間を2月15日まで20営業日延長すると発表した。買付期間の延長は2度目。当初20営業日だった買付期間は再延長により60営業日となる。
ベネワンへのTOBは昨年11月15日に始めたが、12月初めに第一生命ホールディングスが今年1月中旬をめどに対抗TOBを行う予定を表明したのに伴い、1月17日まで延長していた。第一生命はこれに先立つ11日、TOBの開始時期を1月末に延期すると発表している。
エムスリーはベネワンの親会社であるパソナグループが保有する51.16%の株式を取得することを主目的にTOBを実施中。買付予定数は一般株主の応募を含めて最大55%としている。このため、パソナが予定通りにTOBに応じれば、エムスリーはベネワンを子会社化できる。
しかし、第一生命はエムスリーの1株1600円を3割強上回る2123円の買付価格を提示している。このため、ベネワンとパソナの両社は第一生命の提案内容について、企業価値や株主共同の利益の観点などから精査したうえで対応を決めることしている。
16日のベネワン株価の終値は2120円で、第一生命が提示した買付価格にさや寄せされた高値水準にある。