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M&Aトピックス
- 2024/07/22
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横浜ゴム<5101>、米国グッドイヤーから鉱山・建設機械用タイヤ事業を取得
横浜ゴムは22日、米国タイヤメーカー大手のザ・グッドイヤー・タイヤ・アンド・ラバー・カンパニー(オハイオ州アクロン)から鉱山・建設機械用タイヤ事業を取得すると発表した。取得価額は約1424億円(9億500万ドル)。生産財タイヤ事業の成長戦略の一環で、これまで手薄だった鉱山・建設機械用タイヤのグローバル展開を加速する。横浜ゴムは同じ生産財タイヤ事業のうち、農業機械用で世界トップに立つ。各国競争法に基づく承認を前提に早期の取得完了を目指す。
取得するのはグッドイヤーグループで鉱山・建設機械に使われる大型タイヤを製造するオーストラリア子会社のグッドイヤー・アースムーバーと、日本子会社の日本ジャイアントタイヤ(兵庫県たつの市)に関する事業。
タイヤ市場は乗用車用を中心とする「消費財タイヤ」と、トラック・バス、農機用、鉱山用、林業用などの「生産財タイヤ」に大別される。横浜ゴムは安定的に高い収益が見込める分野として、生産財タイヤの中でもトラック・バスを除くオフハイウェイタイヤ(OHT)事業の強化を進めている。
2023年5月に農機用タイヤ大手であるスウェーデンのトレルボルグ・ホイール・システムズを約2650億円で買収。2016年にもオランダの農機タイヤメーカー、アライアンス・タイヤ・グループを約1370億円で傘下に収めている。