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2025/10/30

住友商事<8053>、子会社のSCSK<9719>をTOBで非公開化

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住友商事は子会社のSIer(システムインテグレーター)大手SCSKをTOB(株式公開買い付け)により完全子会社化する。同社では、デジタル・AI戦略の目指す姿としてビジネスの現場でデジタル・AIを活用した新たな価値創造モデルを構築し、社会に提供し続けていくことを掲げており、SCSKをそのためのデジタルソリューション事業の中核として位置づけている。また、両社がさらなる成長を実現していくには、機動的に協業を進めることが重要だと考えているが、少数株主の利益への配慮が求められる状況では、迅速な施策実行に妨げとなると考え、SCSKの非公開化が必要と判断した。

SCSKはTOBに賛同し、株主に応募を推奨している。TOBが成立すれば、同社の東証プライム市場上場は廃止となる。

買付主体はSCインベストメンツ・マネジメント(東京都千代田区)。買付代金は約8817億円。買付価格は1株につき5700円で、公表前営業日の終値4258円に対して33.87%のプレミアムを加えた。買付予定数は1億5470万1633株で、下限は所有割合の16.1%にあたる5034万7400株。買付期間は10月30日~12月12日の30営業日。決済の開始日は12月19日。公開買付代理人はSMBC日興証券。

SCSKは1969年に住商コンピューターサービスとして創業。1989年に東証2部に上場し、91年に東証1部(2022年4月に東証プライム市場に移行)。2005年に住商エレクトロニクスと合併。2010年にCSKと合併して、翌11年にSCSKに商号変更した。