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2022/12/21

ENEOSホールディングス<5020>傘下のJX金属、タツタ電線<5809>をTOBで子会社化

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ENEOSホールディングスは21日、傘下のJX金属がタツタ電線の完全子会社化を目的にTOB(株式公開買い付け)を実施すると発表した。JX金属はタツタ電線株を37%余り保有し、同社を持ち分法適用関連会社としている。資源不足・枯渇の深刻化や国内市場の縮小など非鉄金属産業を取り巻く環境変化を踏まえ、成長分野の中核と位置付ける電子材料関連事業の基盤拡充を目指す。買付代金は最大281億円。2023年6月をめどに買い付け開始を目指す。タツタ電線はTOBに賛同している。

JX金属による買付価格は1株につき720円。TOB公表前日の終値419円に71.84%のプレミアムを加えた。買付予定数は3904万1947株。買付予定数の下限は所有割合29.86%にあたる1844万8182株。TOBが成立すれば、タツタ電線は東証プライム市場への上場が廃止となる。

タツタ電線の前身は1945年9月に設立し、電線・ケーブル専業メーカーとして歩んできた。現在は電線・ケーブル事業、電子材料事業のほか、センサー&メディカル事業、環境分析事業を手がける。

一方、JX金属の前身である日本鉱業は電線向け銅原料の供給を通じてタツタ電線の草創期から取引があり、1954年以来、同社と資本関係を持つ。