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M&Aトピックス
- 2022/12/22
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ノジマ<7419>、伊藤忠商事<8001>傘下で携帯販売大手のコネクシオ<9422>をTOBで子会社化
ノジマは22日、携帯販売大手のコネクシオに対して完全子会社化を目的にTOB(株式公開買い付け)を実施すると発表した。親会社の伊藤忠商事は所有する全株式60.34%をTOBに応募することで合意。市場の成熟や消費者の買い替えサイクルの長期化など携帯販売を取り巻く事業環境が厳しさを増しているが、経営基盤の共通化による店舗運営やデジタル化投資の効率化、物流・店舗開発の連携などで相乗効果が期待できる判断した。買付代金は最大854億9300万円。コネクシオはTOBに賛同している。
買付主体はノジマが買収目的会社として設立したNCX(横浜市)。コネクシオ株の買付価格は1株につき1911円で、TOB公表前日の終値1190円に60.59%のプレミアムを加えた。TOBが成立すれば、コネクシオの東証プライム市場への上場は廃止となる。
買付予定数は4473万7744株。買付予定数の下限は所有割合66.67%にあたる2982万5200株。買付期間は12月23日~2023年2月9日。決済の開始日は2023年2月16日。公開買付代理人はみずほ証券。
コネクシオは携帯電話の販売・卸売りを目的に1997年に伊藤忠の100%出資で設立。2006年に東証2部に上場し、2007年に東証1部(2022年4月に東証プライム市場に移行)に指定替えした。
ノジマはキャリアショップ事業を家電専門店事業と並ぶグループの中核と位置付けている。1993年には家電流通業界で初めてNTTドコモの携帯販売一次代理店の権利を取得した。