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M&Aトピックス
- 2023/02/06
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岩崎電気<6924>、MBOで株式を非公開化
岩崎電気は6日、MBO(経営陣による買収)で株式を非公開化すると発表した。米投資ファンドのカーライル・グループと組んで、TOB(株式公開買い付け)を行い、全株式の取得を目指す。買付代金は最大327億8720万円。主力とする国内LED(発光ダイオード)照明市場が2019年を境に縮小に転じる中、短期的な業績変動にとらわれず、新規事業の創出や海外展開の拡充、企業体質の変革などの経営課題に取り組むためには非公開化が必要と判断した。岩崎電気はTOBに賛同している。
TOB主体はカーライル傘下のコスモホールディングス(東京都千代田区)。岩崎電気株の買付価格は1株につき4460円で、TOB公表前営業日の終値2432円に83.39%のプレミアムを加えた。買付予定数は735万1391株。買付予定数の下限は所有割合66.09%にあたる490万900株。
買付期間は2月7日~3月22日。決済の開始日は3月29日。公開買付代理人はSMBC日興証券。
岩崎電気は1944年に岩崎電波工業(翌年に現社名に変更)として発足し、日本初の白熱ルフレクター電球を開発するなど照明器具メーカーとして歩んできた。現在、施設照明、産業照明分野を中心にLED製品を幅広く手がける。1961年に東証2部に上場し、1970年に東証1部に指定替え(2022年4月に東証プライムに移行)。