東京フィナンシャル・アドバイザーズ株式会社

税理士法人東京フィナンシャル会計事務所

Tokyo Advisory Singapore

Tokyo Financial Group HongKong

新株予約権等の評価や
M&Aなどのご相談はこちら

03-3539-3744

お問い合わせ

M&Aトピックス

企業合併・買収・資本提携・TOBなどを最新のM&A情報をお届けします

M&Aトピックス

2023/08/08

ロックペイント<4621>、MBOで株式を非公開化

情報元サイト

ロックペイントは8日、MBO(経営陣による買収)で株式を非公開化すると発表した。同社の内海東吾社長が代表取締役を務める辻商事(大阪市)がTOB(株式公開買い付け)を行い、41.57%の株式を取得する。買付代金は最大113億800万円。創業家の資産管理会社などが保有する残る58%余りの株式はTOBに応募しない。国内塗料市場が人口減少などを背景に縮小に向かう中、足元の業績や株価動向にとらわれず、中長期的な視点から企業変革を進めるためには非公開化が望ましいと判断した。ロックペイントはTOBに賛同を表明している。

買付主体の辻商事は創業家の資産管理会社が設立した。ロックペイント株の買付価格は1株につき1415円で、TOB公表前日の終値843円に67.85%のプレミアムを加えた。

買付予定数は799万1964株。買付予定数の下限は所有割合8.25%にあたる158万5900株。買付期間は8月9日~9月21日の30営業日。決済の開始日は9月28日。公開買付代理人は三菱UFJモルガン・スタンレー証券(復代理人はauカブコム証券)。

ロックペイントは1952年に塗料の製造販売を目的にロック塗料製造所として発足。自動車用や建築用、工業用、家庭用の製品を展開し、塗料業界で8位前後に位置する中堅メーカー。1955年に現社名に変更した。1963年に大証2部に上場し、2013年に東証2部に上場(2022年4月に東証スタンダード市場に移行)。