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M&Aトピックス
- 2023/11/14
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エムスリー<2413>、パソナグループ<2168>傘下で福利厚生サービス提供のベネフィット・ワン<2412>をTOBで子会社化
エムスリーは14日、パソナグループ傘下で企業向けに福利厚生サービスを提供するベネフィット・ワンにTOB(株式公開買い付け)を行い、子会社化すると発表した。株式の取得割合は最大55%。親会社のパソナグループが所有する全株式51.16%を取得するのが主目的で、一般株主からの応募も一部受け付ける。買付代金は最大約1396億9100万円。エムスリーは医療情報サイト運営を主力事業とする。ベネフィット・ワンの顧客基盤を取り込み、差別化されたヘルスケアサービスの提供につなげる。ベネフィット・ワンの東証プライム上場への上場は維持される。
ベネフィット・ワン株の買付価格は1株につき1600円で、TOB公表前日の終値1163円に37.58%のプレミアムを加えた。買付予定数は8730万7300株。下限は所有割合51.16%にあたる8121万400株。買付期間は11月15日~12月13日の20営業日。決済の開始日は12月20日。公開買付代理人はSMBC日興証券。
ベネフィット・ワンはTOBに賛同しているが、株主のTOBへの応募については株主の判断に委ねることを決めた。
ベネフィット・ワンはパソナグループの社内ベンチャー第1号として1996年に「ビジネス・コープ」として設立し、会員制で企業従業員向けに各種の福利厚生サービスを提供する事業を主力とする。2004年にジャスダック市場に上場。東証2部を経て2018年に東証1部に上場した(2022年4月に東証プライム上場に移行)。