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M&Aトピックス
- 2024/03/21
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AZ-COM丸和ホールディングス<9090>、C&Fロジホールディングス<9099>にTOBを実施し子会社化
AZ-COM丸和ホールディングスは、C&FロジホールディングスにTOB(株式公開買い付け)を実施すると発表した。食品メーカーや卸売業、小売業を顧客とし、冷凍・冷蔵の低温食品物流に強みを持つC&FHDを傘下に迎えて食品物流事業を強化する。国内における低温食品物流業界のリーティングカンパニーを目指す。
TOB発表に至るまで、両社は物流業界の課題と解決策について意見交換を重ね、2022年10月にAZ-COM丸和HDが経営統合を提案。C&FHDは検討を進めたものの、2023年10月に懸念点を挙げる形で検討の中止を決定した。AZ-COM丸和HDが中止理由について検証を重ね、マイナス面は見られず、多大な相乗効果があると判断。物流ネットワークの有効活用、両社経営基盤を活用したEC関連物流事業の拡大、川上から川下までの物流網の構築の実現などの効果が見込まれ、C&FHDの同意を得ないままTOBに踏み切った。
TOBによる買付総額は651億円。買付価格は1株当たり3000円で公表前営業日での終値2040円に対して47.06%のプレミアムとなる。買付上限は設定せず、下限は1084万8304株(所有割合49.89%)。すでに所有する2万4296株(同0.11%)と合わせて過半数の取得を目指す。また、AZ-COM丸和HDの和佐見勝代表も72万円8400株(同3.35%)所有しているという。TOBでの応募が下限に満たない場合は買い付けしない。
買付は2024年5月上旬をメドに開始し、期間は20営業日の予定。期間中に予定数の下限に達した場合は、その公表日の翌営業日から10営業日延長する。