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M&Aトピックス
- 2024/08/26
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ファースト住建<8917>、注文住宅事業のKHC<1451>をTOBで子会社化
ファースト住建は26日、注文住宅事業のKHCに対して完全子会社化を目的にTOB(株式公開買い付け)を行うと発表した。近畿圏での住宅事業の基盤拡大が狙い。両社はいずれも近畿圏を地盤とするが、ファースト住建は建売住宅、KHCは注文住宅を主力とし、直接的な競合関係がなく、相互補完が見込めると判断した。買付代金は最大45億2100万円。
KHC株の買付価格は1株につき1127円で、TOB公表前営業日の終値700円に61%のプレミアムを加えた。買付予定数は401万2323株。下限は所有割合64.86%にあたる260万2200株。KHCの親会社であるSOLABLE(東京都千代田区)は所有する全株式54.4%をTOBに応募する予定。
買付期間は8月27日~10月9日の30営業日。決済の開始日は10月7日。公開買付代理人は大和証券。
KHCはTOBに賛同し、株主に応募を推奨することを決めた。TOBが成立すれば、東証スタンダード市場への上場が廃止となる。
KHCは1981年、兵庫県明石市に勝美住宅として設立。2006年に持ち株会社制に移行したのに伴い、現在のKHCに社名を変更。2019年に東証2部に上場し、2022年4月に東証スタンダード市場に移行した。
この間、2005年に創業者が日本アジアランドに株式を譲渡したのに伴い、同社が親会社となった。その後、数回の親会社の異動を経て、2021年にJAG(旧日本アジアグループ、2023年1月にSOLABLEに社名変更)が親会社となった。