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M&Aトピックス
- 2024/09/17
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トランコム<9058>を、MBOで上場廃止
トランコムは17日、米投資ファンドのベインキャピタルと組んでMBO(経営陣による買収)を実施すると発表した。ベインキャピタル完全子会社のBCJ-86(東京都千代田区)が、全株式の取得を目指し、TOB(株式公開買い付け)を実施する。TOBが成立すればトランコムの東証プライム市場への上場は廃止となる。非公開化によりM&Aや海外への展開、新規事業を加速するなど、経営の自由度を高めるのが狙い。
買付代金は約690億円。創業家の資産管理会社AICOHが持つ残りの約29%のトランコム株は、TOB完了後にトランコムの自社株買いに応じる形ですべて売却する。その結果、MBOの総額は1000億円に膨らむ見通し。
買付価格は1株当たり1万300円で、公表前営業日での終値7120円に対して44.66%のプレミアムとなる。買付予定数は669万4841株で、下限は350万8200株(所有割合37.37%)。応募が下限に満たない場合は買い付けしない。買付期間は2024年9月18日から10月31日まで。決済の開始日は11月8日。公開買付代理人はみずほ証券。