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M&Aトピックス
- 2024/10/03
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宝ホールディングス<2531>、豊洲市場内の鮮魚仲卸業者である築地太田を子会社化
宝ホールディングスは米国で日本食材卸を手がける傘下のミューチャルトレーディング(カリフォルニア州)を通じて、東京都豊洲市場内の鮮魚仲卸業者である築地太田(東京都江東区。売上高23億円)、同社の輸出業務を受け持つオータフーズマーケット(同。売上高25億9000万円)の両社の全株式を取得し、子会社化した。成長性の高い鮮魚の安定的な調達ルートを確保し、日本産の高品質な鮮魚を全米に展開する。宝は北米、欧州で日本食材卸事業を強化しており、その一環。取得価額は非公表。取得日は2024年9月25日。
築地太田は1950年に創業し、70年を超える業歴を持つ。オータフーズマーケットは2014年設立で、米国やアジアを中心に鮮魚を輸出している。将来的には宝グループの販売網を活用し、欧州、オーストラリアへの輸出拡大も見据える。
築地太田など2社を子会社化したミューチャルトレーディングは1926(大正15)年に設立した米国有数の日本食材卸会社で、宝が2016年に買収した。以降、ミューチャルトレーディングを通じて、米国での日本食材卸拠点の拡充を進めている。