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M&Aトピックス
- 2024/11/12
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出光興産<5019>、農薬メーカーのアグロカネショウ<4955>をTOBで子会社化
出光興産は12日、農薬メーカーのアグロカネショウに対して完全子会社化を目的にTOB(株式公開買い付け)を行うと発表した。出光は成長事業領域の一つとして農業や食料生産にかかわるアグリバイオ事業の拡大を推進しており、その一環。買付代金は最大230億円。
買付価格は1株につき1900円で、TOB公表前日の終値1347円に41.05%のプレミアムを加えた。買付予定数は1211万5973株。下限は所有割合66.67%にあたる807万7300株。
筆頭株主の麻生(福岡県飯塚市)が所有する18.15%、第2位株主のヴァレックス・パートナーズ(東京都中央区)が所有する13.21%の株式をはじめ、4者合計41.29%の株式についてはTOBへの応募が決まっている。
買付期間は11月13日~12月24日の30営業日。決済の開始日は12月30日。公開買付代理人はみずほ証券。
アグロカネショウはTOBに賛同し、株主に応募を推奨することを決めた。TOBが成立すれば、同社の東証スタンダード市場への上場は廃止となる。
アグロカネショウは1951年に農薬の輸入を目的に光洋貿易として設立。同年、兼商に社名を変更した後、1985年に現社名となった。1993年に株式を店頭登録。東証2部を経て2014年に東証1部に上場。2022年4月に東証プライム市場に移行したが、2023年10月に東証スタンダード市場に再移行した。