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M&Aトピックス
- 2024/11/29
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三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>、資産運用ロボアドバイザー最大手のウェルスナビ<7342>をTOBで子会社化
三菱UFJフィナンシャル・グループは29日、顧客の資産を全自動で運用するサービス(ロボアドバイザー)最大手のウェルスナビに対して完全子会社化を目的にTOB(株式公開買い付け)を実施すると発表した。買付代金は最大996億6700万円。新NISA(少額投資非課税制度)の急速な普及などを受け、個人向け資産運用サービスの拡充につなげる。
ウェルスナビは2015年に設立。「長期・積立・分散」の資産運用を全自動化したサービスをオンラインで提供し、預かり資産は1兆3000億円を超える。
同社へのTOBは傘下行の三菱UFJ銀行を通じて行う。三菱UFJはウェルスナビと2020年に業務提携。今年3月には15%超を出資して持ち分法適用関連会社としており、残る株式をTOBで取得する。
買付価格は1株につき1950円で、TOB公表前日の終値1058円に84.31%のプレミアムを加えた。買付予定数は5111万1736株。下限は所有割合51.46%にあたる3098万8100株。買付期間は12月2日~2025年1月20日の30営業日。決済の開始日は2025年1月27日。公開買付代理人は三菱UFJモルガン・スタンレー証券(復代理人はauカブコム証券)。
ウェルスナビはTOBに賛同し、株主に応募を推奨することを決めた。TOBが成立すれば、同社の東証グロース市場への上場は廃止となる。