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M&Aトピックス
- 2024/12/02
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クミカ<8887>、米ナスダック上場で不動産投資サービスのシーラテクノロジーズと経営統合
クミカは、米ナスダック上場で不動産投資サービスなどを手がけるシーラテクノロジーズ(東京都渋谷区)と2025年6月1日に経営統合することを決めた。互いの事業モデルを補完し、不動産ビジネスの領域拡大などを目指す。クミカは株式交換でシーラを完全子会社化した後、社名を「シーラホールディングス」に変更する。シーラはクミカの30.58%を所有する筆頭株主。経営統合に先立ち、シーラは2025年5月29日付でナスダック上場が廃止となる。
株式交換比率はクミカ1:シーラ110。シーラ1株にクミカの110株を割り当てる。経営統合後のシーラホールディングスでは会長に現シーラ会長の杉本宏之氏、社長には同じく現シーラ社長の湯藤善行氏が就任する予定。
クミカは1976年設立で、埼玉県を中心にファミリーマンションの開発・分譲事業を展開している。一方、シーラテクノロジーズは個人投資家向けに、不動産クラウドファンディングをはじめ区分マンションや太陽光発電などを対象とする資産運用サービス「利回りくん」を展開するほか、マンションの開発を手がける。2023年3月に米ナスダック市場に上場した。