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M&Aトピックス
- 2024/12/09
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日特建設<1929>、同じ麻生グループ企業の麻生フオームクリート<1730>をTOBなどで子会社化
日特建設は9日、気泡コンクリート工事大手の麻生フオームクリートをTOB(株式公開買い付け)などで完全子会社化すると発表した。日特と麻生フオームはいずれも麻生(福岡県飯塚市)傘下の上場企業で、グループ内再編の一環。少数株主を対象に実施するTOBの成立後、麻生から麻生フオームの全所有株式62.1%を買い取る。取得総額は約19億4000万円(うちTOB分は8億7973万円)。日特建設は基礎、地盤改良など特殊土木工事を主力とする。
買付価格は1株につき680円で、TOB公表前営業日の終値546円に24.54%のプレミアムを加えた。買付予定数は129万3729株。買付予定数の下限は所有割合4.56%にあたる15万5800株と、TOBに応募しない麻生の所有分と合わせて3分の2の66.67%超となる水準に設定した。
買付期間は12月10日~2025年1月28日の30営業日。決済の開始日は同2月4日。公開買付代理人は三菱UFJモルガン・スタンレー証券(復代理人はauカブコム証券)。
TOB成立後、日特建設は麻生から麻生フオーム株を1株500円で買い取る。これにより、麻生フオームは東証スタンダード市場への上場が廃止となる。
麻生フオームクリートは1961年に麻生産業(現麻生)の子会社として建築用気泡コンクリートの製造と現場工事を目的に設立。2001年に株式を店頭登録し、2004年にジャスダック市場を上場。2022年4月に東証スタンダード市場に移行した。一方、麻生は傘下企業を通じて日特建設の株式57.86%を所有する。