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2025/01/31

ニッコンホールディングス<9072>、トヨタ自動車系梱包材メーカーの中央紙器工業<3952>をTOBで子会社化

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ニッコンホールディングスが主力とする物流事業は中央紙器工業の梱包材事業と補完関係にあり、業容拡大につながると判断した。中央紙器が持つトヨタ自動車グループを中心とする顧客基盤を取り込む狙いもある。買付代金は約189億6300万円。

買付価格は1株につき5034円で、TOB(株式公開買い付け)公表前日の終値1349円に273.17%のプレミアムを加えた。買付予定数は376万6911株。下限は所有割合42.5%にあたる211万1300株。買付期間は2月3日~3月18日の30営業日。決済の開始日は3月26日。公開買付代理人は三菱UFJモルガン・スタンレー証券(復代理人はauカブコム証券)。

筆頭株主のトヨタは所有する24.16%(120万株)の株式についてTOBに応募しない。TOB成立後、中央紙器がトヨタ保有株の8割強を約42億円(1株4197円)で自己株取得の形で買い取るが、トヨタは5%をめどに株式を継続保有し、経営への関与を残す。

中央紙器はTOBに賛同し、株主に応募を推奨することを決めた。TOBが成立すれば、同社の名証メイン市場への上場は廃止となる。

中央紙器は1957年に設立し、段ボール製品を中心とした各種梱包材の製造を主力とする。1993年に名証第2部に上場した(2022年4月に名証メイン市場に移行)。1997年にトヨタが資本参加し、同社の持ち分法適用関連会社となった。