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2025/03/14

エーザイ<4523>、睡眠解析による高齢者見守りサービス展開のエコナビスタ<5585>をTOBで子会社化

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エーザイは認知症関連の課題解決を重点事業の一つと位置付け、MCI(軽度認知障害)・認知症の予防や早期発見の支援に取り組んでおり、その一環。睡眠解析技術をベースとした高齢者見守りサービス「ライフリズムナビ」を主力事業とするエコナビスタを傘下に取り込むことで、認知症領域でのエコシステム(生態系)構築につなげる。エコナビスタ株の買付価格は1株につき2190円。TOB公表前日の終値1664円に31.61%のプレミアムを加えた。買付予定数は730万4743株。下限は所有割合66.67%にあたる486万9800株。買付代金は約159億円。

エコナビスタ創業者の梶本修身氏(現会長)の資産管理会社で筆頭株主のココアアセット(大阪市)が所有する28.11%の株式と、第2位株主のヒューリック、第3位株主の東京ガスの各所有分を合わせた合計45.84%の株式はTOBに応募が決まっている。

買付期間は3月17日~5月7日の34営業日。決済の開始日は5月14日。公開買付代理人は野村証券。

エコナビスタはTOBに賛同し、株主に応募を推奨することを決めた。TOBが成立すれば、同社の東証グロース市場への上場は廃止となる。

エコナビスタは2009年、住宅内の家電や照明などを一つのリモコンを用いて遠隔制御できるホームコントロール事業を目的に設立。2014年には睡眠解析技術をベースとした高齢者見守りサービス「ライフリズムナビ」を始め、主力事業に育て上げた。2023年に東証グロース市場に上場した。