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M&Aトピックス
- 2025/04/24
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第四北越フィナンシャルグループ<7327>と群馬銀行<8334>、2027年4月に持ち株会社方式で経営統合へ
人口減などで地域経済を取り巻く環境が厳しさを増す中、規模を拡大して経営基盤の強化を目指す。第四北越銀行を傘下に置く第四北越フィナンシャルグループ(FG、新潟市)と、群馬銀行(前橋市)はともに総資産10兆円を超え、統合によって全国トップクラスの地方銀行グループが誕生する見通し。群馬銀と第四北越銀の両行は2021年、営業エリアが隣接する地理的特性を生かした連携の枠組みとして「群馬・第四北越アライアンス」を発足させ、関係を深めていた。
現在の第四北越FGの社名を変更して統合持ち株会社とし、この傘下に群馬銀と第四北越銀を置く。群馬銀は東証プライム市場への上場が廃止となる。統合持ち株会社の社名、所在地などは今後詰めるが、傘下2行の合併は予定していないとしている。
第四北越銀は1873年、群馬銀は1932年に設立した。第四北越銀は総資産10兆8301億円、預金等残高8兆6042億円、貸出金残高5兆5411億円、群馬銀は総資産10兆6119億円、預金等残高8兆6306億円、貸出金残高6兆7904億円(いずれも2024年12月末時点)。2025年3月期の当期純利益予想は第四北越銀280億円、群馬銀400億円。